【GE8 FIT2】純正カーナビ取り外し(ドラレコ取り付け)

知人からドラレコを貰ったので、自分の車に取り付けたいと思います。

貰ったのがトヨタ純正(DRT-H61)なので、FITに付けて動くか不明ですがとりあえず取り付けます。 

いつものことですが、作業は自己責任でお願いします。

純正カーナビを取り外す

私がもらったドラレコを動かすためには下記3つの配線(+B、ACC、車速)を取り付ける必要があります。
今回はカーナビに入力されているカプラからこれらの配線を取り出します。

まず初めにバッテリーのマイナス端子を外します。
バッテリーのマイナス端子を外す理由はハーネスを取り外す際に電源端子がボデーなどに触れてショートをするのを防ぐためです。(もしショートさせてしまったら車のヒューズが飛びます。)
バッテリーの端子を外すとカーナビなどのデータが一部初期化されてしまう恐れがあります。バッテリーを交換するような場合だと下記のようなメモリバックアップが使えるのですが、今回は配線を触った際のショート防止のため使えません。


もしカーナビなどの初期化が嫌な方はバッテリを外さずに作業をしてもいいと思いますが、ショートしないように外したカプラにビニテなどで絶縁処理をしてください。(万が一ショートしてもヒューズが飛ぶだけなので、問題ないかと思いますが...)

次にカーナビを外すための前準備です。
グローブボックス内の下記二つのねじを取り外します。

次に下側のグローブボックスを取り外します。
写真を撮るのを忘れてしまったのですが、BOXを開いて左右から内側に押すと下に開きます。
上記説明で分かりづらい方はこちらの方の記事を参考にしていただけると幸いです。

下側のグローブボックスを外したらグローブボックスから見て右側にあるカーナビと車体を繋いでいるねじを外します。

次にナビの取り外しです。
上側のグローブボックスから見て右側の所に下記赤枠のような切り欠きがあります。
そこをマイナスドライバーなどでこじって爪を外していきます。

少し硬かったですが、外すことができました。

カーナビに取り付けられているハーネスとハザードランプのハーネスを取り外します。
各ハーネスのカプラは大きさが違うため、入るところにしか入りません。なので、何も気にせずに外していきます。


+B、ACC、車速信号がどこにあるか調べる

次に+B、ACC、車速信号がどこにあるか調べます。

下記サイトに記載がありました。

http://www.p-c-p.co.jp/datalib/TAUTLK/tautlk-fitt.pdf

これを見ると24ピンのコネクタの14番目がACCで、15番目がACC、24番目が常時電源(+B)みたいです。

一応別のサイトに他の端子についても記載があったので、紹介します。

https://www.denso-ten.com/jp/eclipse/support/justfitguide/pdf/p020004.pdf

こちらのサイトでも同じ端子に、同じ電源線が来ているので、間違いはないと思います。

後はアースが必要ですが、カーナビの裏から取らずに車体につけて取ります。

(補足)各種電源についての解説。

今更ですが、知らない人向けに今回使う+BとACCについて紹介します。
+Bはバッテリーのプラス端子電源のことで、ACCはアクセサリー電源のことです。

2つの違いは常時電源が入っているかどうかです。
+Bはバッテリにつながっているという事もあり、常に電源が供給されています。
主にバックアップ用で使っています。

ACCはエンジンがかかってなくても電源が供給される状態です。

他にもIG(イグニッション)電源とイルミネーション電源もあります。
IG電源はエンジンが掛かっている時に供給される電源(最近の電気自動車の場合はエンジンがないのでIG電源とは言わないかもしれませんが...)

IG電源は基本的に走行にかかわる装置に供給する電源なので、あまりDIYでは使わないイメージです。

イルミネーション電源はスモールランプがONになった時に供給される電源です。
カーナビなどで夜に画面が暗くなるのはこの電源から取っているからです。

ドライブレコーダを取り付ける

配線取り出しコネクターがついていたので、先ほどコネクタの番号の該当箇所に配線取り出しコネクターを噛ませます。

噛ませるにあたって、コネクタの根元に付けたく無かったのでコルゲートチューブからハーネスを取り出して、車体に近いほうに噛ませました。

コネクタ根元じゃなくて車体側に付けた理由は失敗したときのリカバリーが利くからです。
根元につけて失敗し、配線が切れてしまった場合、線が短すぎてコネクタ毎交換しなくちゃいけなくなりますが、コネクタからある程度離れているとギボシ端子などで接続するなどのリカバリーが利きます。

この時点でバッテリを接続して、ドラレコに電源が入るか確認します。
(バッテリを接続する前にショートしてないか確認をお願いします。心配な方はコネクタにテープなどを貼ってショートしないように絶縁してください。)


無事電源が入りました。
(ただし、この段階ではカメラをつないでないためハードエラーが出てました。)

次にカメラを取り付けていきます。(一応バッテリは外してください)
ここから写真はほとんどありません...

フロントガラスにカメラを取り付けた後に配線を目立たないように内装の中に隠していきます。

後はドラレコ本体にカメラのコネクタを接続したら作業はおしまいです。
ちなみにこの時点でも何故かエラーが出てました。
(赤色が1回点灯したのちに青色が数回点灯してブザー音)
このエラーは取説に載ってなかったのですが、録画ボタンを長押ししたらなぜか解消されました。

私が取り付けたドラレコはリアルタイムで映像の確認ができないので、きちんと撮れているかは後ほど確認します。

後はカーナビを取り付けてお終いです。(取り付けは取り外しの逆順で行います。)

(2020/08/19追記)
説明書の見方を間違えていました。
エラーメッセージは日時の設定が間違っているエラーでした。
多分ドラレコを1回外してあることで、メモリがリセットされたのだと思われます。

また、専用Viewrを使って動画が取れていることも確認できました。
(動画の部分は意図的に消しています。)

車速も無事取れてそうだったので良かったです。
(メータ読みと比べて5km/h 前後誤差がありそうでした)
カメラの位置が微妙で車検のシールが映り込んでいたので、パソコンで映り具合を確認しながら取り付け作業をしたほうがいいです。

(補足)ハザードランプなどの動作確認

今回はカーナビとハザードランプのコネクタを外したので、取り付け後にきちんと動作するかを確認します。

写真はないですが、無事動作することが確認できました。
カーナビは電源から隔離されたため、ラジオの設定チャンネルなど一部リセットされていました。メモリ地点やHDDに保存した音楽などは不揮発性メモリに保存されているためリセットされませんでした。


(補足)車速パルスについて

今回ドラレコに車速信号を入力しましたが、メーカによって車速信号のパルスが違う場合があります。(詳細は下記リンク)

こちらのリンク先に各メーカごとのパルス数が記載されておりました。
基本的に4パルスが多いみたいで、トヨタもホンダも4パルスなので、そのまま使えそうです。

一応動作確認する際に車速の妥当性も含めて確認したいと思います。

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